絵を描きます。ものの見方や素材についてこれまで日本画として伝え来てもらったことを基本に学びながらも、新しい表現を追求します。単に伝統的絵画ではなく新しい可能性のある絵画表現です。

油絵との違いは、素材で言えば絵の具の顔料が油で溶かれたものか、水で溶かれたものかということですが、歴史にも違いがありますし、絵を作り上げる過程にも違いがあると思います。
またデザインとの違いは、自分の感じたことや思いを平面で追求する絵画と、出来上がりを想定して社会と関わりながら美しさを追求するデザインとの違いかと。なかなかひとことで言い切るのは難しいですが、作品もいろいろ見てください。発見もあると思います。
奈良芸の日本画は、じっくりと時間をかけてひとつひとつの作品を完成させていきます。岩絵具や独自の素材の美しさも魅力のひとつで、塗り重ねていくと思わぬ絵肌の表情に心が奪われます！